40周年記念式典会場「ぱしふぃっく びいなす」
- 日時：平成26年7月16日(水)〈14時30分より受付開始〉
- 場所：神戸港停泊 ぱしふぃっく びいなす内ホール
グローバル時代を迎えた食品工業の新しい戦略
日本食品工業倶楽部大阪部会は1974 年に設立され、本年40 周年を向かえることが出来ました。これも偏に会員の皆様はもとより、食品業界の一方ならぬご支援の賜物と深く感謝致しております。かつては重厚長大産業が経済の中心を形成しておりましたが、経済成長が一定の基準に達し、国民所得が向上しますと人々はより美味しくて健康で長寿のできる食品を求めるのが真理かと思います。
現代は日本を始め途上国でもその時代に入っております。
加えて経済・金融・物・人が世界規模でグローバルに行き交う時代です。正に食品業界が主役の時代を迎えております。幸いに近年は日本の伝統食品が世界の人々の注目の的となり、いわゆる「和食」がユネスコ（国連教育科学文化機関）の無形文化遺産に登録されました。これは日本の食品工業界に携わる人々が長年に亘り味、風味、形、安全性、健康など四季折々を念頭に消費者の側に立った設計を組み立てておる証左ではないかと思われます。
そのような基本に立つ日本の食品工業界は今後世界の市場に向かってどのようなシグナルを送ったらよいか、先駆者の経験は参加者のご参考になるものと思われます。
食品工業に関係する皆様のご参加をお待ち致しております。
主催 日本食品工業倶楽部
大阪部会設立40周年記念 特別講演会プログラム
グローバル時代を迎えた食品工業の新しい戦略
14：30 ターミナル受付開始
15：00 開会挨拶
40周年記念開会挨拶 大阪代表世話人・東京代表世話人
15：15
「企業のグローバル展開の取り組みについて」
日本貿易振興機構（ジェトロ） 大阪本部 本部長 松本 裕樹 氏
ジェトロは1951 年創立以来60 年余にわたり、世界55 か国73 か所に海外事業所のセンターを置き、海外調査を始め投資・諸外国の対日投資の支援を行っております。2010年度ジェトロに寄せられた貿易投資相談件数は4万3934件。中小企業からの相談が増えており、日本から海外へ製品を輸出する内容が40％強、輸入が10％強、海外拠点相談が20％。業種別では農林漁業・食料品が30％と多いとのことです。
16：15 休憩（15分）
16：30
「ガラパゴス化しつつある日本のビール産業」
アサヒグループホールディングス株式会社 代表取締役 副社長 川面 克行 氏
朝日麦酒は1889年（明治22年）に大阪麦酒として設立され、その後幾多の変遷を繰り返し、企業も拡大し1947年過度経済力集中排除法により分割を余儀なくされました。1970年頃はビールの市場でアサヒのシェアは10％余を低迷したこともありましたが、その後業績を伸ばし1982年頃より海外展開を開始。1987年スーパードライを発売、ビール業界に一大革命を引き起こし、一挙に単品トップに躍り出て、国内はもとより諸外国にもグローバル展開をしております。
17：30〜19:00 40周年記念 船上パーティー
