わが社の製造プロセスにおける
サニタリー設備、洗浄・殺菌技術
技術の歴史と継承の仕組み作り
日時
2018年2月22日(木)
午後13時30分より開演
【受付開始:13時より】
場所
東洋経済新報社ビル9階 ホール
東京都中央区日本橋本石町1-2-1
※JR東京駅[日本橋口]徒歩7分
TEL. 03-3270-0681

講師
六甲バター株式会社 生産本部 生産管理部 製造技術チーム チームリーダー | 原田 達也 氏 |
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キリンビール株式会社 横浜工場 副工場長 エンジニアリング環境安全担当 部長 | 北村 茂樹 氏 |
開催にあたって
日本食品工業倶楽部では過去数回にわたり、製造プロセスにおけるサニタリー設備や洗浄・殺菌技術、工程の改善事例につきまして、食品の安全対策に徹底を期した製造体制を整えておられます各社にご講演を頂き、大変ご好評を頂いて参りました。
食品製造における設備、機械、機器の洗浄や衛生管理の問題は、乳製品、飲料、惣菜など製造製品の種類を問わず、現場技術者にとりまして大変重要で悩ましい問題かと思われます。
製造する製品の特性と生産ラインの特徴さらには癖までも把握し、安全で美味しい製品を日々生産する事は、消費者の想像をはるかに超えたご苦労があるかと考えます。また最近の食品産業界では厳しいコスト競争により、製造現場の最重要事項であるサニテーションに係る技術やノウハウの伝承が行われにくくなりつつあると聞き及んでおります。
今回は食品製造に徹底した安全対策を期した体制を整えておられます六甲バター株式会社 様、キリンビール株式会社 様より講師をお招きし、事例を交えながらご講演いただく事となりました。「洗浄のポイント」「改善事例」といった貴重な事例に加え「技術継承」といった観点からもヒントを得て頂きたいと考えております。
聴講だけではなく、講演後の講師、参加者間における情報交換・名刺交換会におきましても積極的に意見交換をして頂く事により、業務における問題解決の糸口を得て頂きたく本セミナーを企画致しました。ご参加をお待ちしております。
講演要旨
六甲バター株式会社
生産本部 生産管理部 製造技術チーム チームリーダー 原田 達也 氏
近年お客様から日本の食品メーカーに求められている衛生管理レベルはどんどん高くなっており、安全安心のもの作りを目指し努力はしているものの毎日多くの問題が起こっているのが現状である。本講演では当社における日々の改善での薬剤、洗浄方法の運用事例や乳製品特有の問題などを紹介させて頂く。また社員の団塊世代の退職による空洞化や非正規社員の増加に伴う意識の低下、技術の伝承の問題についての対策なども併せて紹介させて頂き、実際に現場で改善を行う部署としてリアルな内容をお伝えしたいと考えている。
キリンビール株式会社
神戸工場 エンジニアリング・環境安全担当 部長 北村 武夫
ビール製造プロセスにおいて、海外では最終的に加熱処理を行って製品での微生物繁殖を抑制することが一般的であるが、日本国内では加熱処理を行わないいわゆる“生”製品が主流となっている。
従って、タンクや配管などは衛生上の観点に加え、品質低下防止等の観点からCIP後は系内において微生物フリーの状態となることが要求される。一方で、ビール製造プロセスでは大量の水やエネルギーを消費し、CIPもその要因のひとつであることから、節水や省エネについても継続して取り組んできた。本講演では、サニタリー設備の歴史と共に、ビール製造設備のCIPに関する各種ポイントについてご紹介させて頂く。
スケジュール
時間 | 内容 |
13:00〜 | 受付開始 |
13:30 〜 15:00 |
テーマ『プロセスチーズ生産現場での洗浄殺菌改善の実際』
生産本部 生産管理部 製造技術チーム チームリーダー 原田 達也 氏 |
15:00〜 | 休憩(20分) |
15:20 〜 16:20 |
テーマ『ビール工場における配管・タンク類の洗浄について』
副工場長 エンジニアリング環境安全担当 部長 北村 茂樹 氏 |
16:20〜 | 講師・参加者間での名刺交換・情報交換会 |
日本食品工業倶楽部・品質保証懇話会事務局/(株)ビジネスセンター社
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電話 (03) 3256-4331
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