日本食品工業倶楽部・品質保証懇話会 事務局、月刊「食品機械装置」を発行する
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セミナー・研修会・工場見学会

事例・分析から対応を考える
食品の異物混入対策セミナー

日時

2025年3月24日(月)13時00分より

場所:【ハイブリッド形式にて】

(1) エッサム神田 2号館 6F 601

東京都千代田区神田鍛冶町3-24-5(TEL:03-3254-8787)

・JR 神田駅 北口・西口 徒歩2分

・東京メトロ銀座線 神田駅 4出口 徒歩2分

※会場ご参加は先着50名様までといたします。

(2) Web会議ツール『Zoom』配信

マップ

講師陣

テーブルマーク株式会社
品質管理部 部長  青木雅俊氏
株式会社 明治
品質本部 品質保証部 品質管理3G  松本知克氏
日本ハム株式会社 加工事業本部 管理統括部
品質保証室 室長  中井正男氏
(一社)日本パン技術研究所
フードセーフティ事業部 事業部長  橘 信夫氏

開催にあたって

 日本食品工業倶楽部では会員各位のご要望も多く、直近では2024年に「加工食品の異臭対策セミナー」を開催し、多数のご参加をいただきました事から「異物混入対策セミナー」を新たに企画、開催する運びとなりました。この度も食品メーカー各社様のご厚意により、自社の事例や対策、分析・管理、ご苦労点などをお話いただき、懇親会を通じて、ご参加の方々には相互的な意見交換の場としてお役立ていただきたく存じます。

講演要旨

テーブルマーク株式会社
品質管理部 部長  青木雅俊 氏

 テーブルマーク㈱は、冷凍食品、パックご飯などを製造するメーカーです。特定の食材・成分をカットしながらも本格的な味わいを提供したいとの想いから、おいしさで選ぶフリー食「BEYOND FREE」の商品にも力を入れております。本日は、『異物混入のご指摘削減の取り組み』として、バリューチェーン全体を巻き込んで取り組んでいる活動の中から、原料調達と製造現場にフォーカスを当てて対策の一例をご紹介させていただきます。

株式会社 明治
品質本部 品質保証部 品質管理3G  松本知克 氏

 食品工場における、一般的な防虫管理手法は、防虫業者によるモニタリング結果報告(1回/月)を起点とした、事後対応がほとんどであり、改善に至るまで時間を要する。㈱明治では、計画的防除への転換を図る変革者として専門的な防虫管理リスクの抽出、工場内で改善活動を推進する人材育成を目的に「防虫管理技師制度」を立ち上げた。本制度を通じ、階層別の教育ツールや教育機会を提供することで、「気付き」を促し、互いに学び、共に進む仕組みによって、条件の異なる複数事業所で成果に繋げている。

 本講演では、その事例を紹介する。

日本ハム株式会社
加工事業本部 管理統括部 品質保証室 室長  中井正男 氏

 21年6月よりHACCPが義務化され、食品企業では、GFSI認証の食品安全品質マネジメントシステムの導入が当たり前となった昨今、食品安全を守り、未然予防の体制の確立への取組みに終わりはありません。

 特に、外部・内部環境が目まぐるしく変わる時代に、いかにお客様の安全を守り、ブランドの信頼を高めるかは品質保証における未然予防の更なる進化をしてくことが必要になっております。

 お客様からのお申し出の中で異物混入には各種ございますが、弊社での取り組みをご紹介いたします。

(一社)日本パン技術研究所
フードセーフティ事業部 事業部長  橘  信夫 氏

 AIBとはAmerican Institute of Baking(米国製パン研究所)の頭文字になります。

 AIBはアメリカ国内の製パンや製粉メーカーの技術者育成機関として1919年から活動を開始しています。

 しかしながら、その後のアメリカ国内の社会情勢の変化を受けて、製パン、製粉メーカーから食品安全の対策も求められるようになり、 1945年フードセーフティ部を設立し製造現場の監査活動を開始しました。 日本国内では2001年から日本パン技術研究所によって監査が実施されております。AIBFSのバイブルとも言える「AIB国際検査統合基準」は、食品業界の傾向やベストプラクティスを反映し、進化し続けています。最近のアップデートではFSSC22000等の国際規格を意識し、より現場検査に特化した基準になりました。本基準を使用した検査の種類には監査、指導、インスペクションオンリー(IO)の3つがあります。特に国際規格と補完し合える現場重視のIOの利用が増えています。またAIBFSの特徴として、検査中に問題特定と改善提案、従業員の教育訓練を行い、施設の食品安全レベルの維持向上やクレーム削減に貢献します。

スケジュール

時間 内容
13:00 受付
13:30

14:30
『異物混入のご指摘削減の取り組みについて』
  1. 会社概要
  2. 食の安全の取り組み
  3. 異物のお申し出発生状況
  4. 異物混入防止への取り組み事例
  5. 最後に
講師:テーブルマーク株式会社
品質管理部 部長  青木雅俊 氏
14:30

15:30
『(株)明治が目指す防虫管理 -計画的防除への挑戦-』
  1. 会社概要
  2. 防虫管理における人材育成の課題
  3. 食品工場における教育の体系と有効活用
  4. 新たな試みと可能性
  5. 質疑応答
講師:株式会社 明治
品質本部 品質保証部 品質管理3G  松本知克 氏
15:30〜 休憩(15分)
15:45

16:45
『ニッポンハムグループにおける異物対策の取り組みについて』
  1. ニッポンハムグループの会社概要
  2. ニッポンハムグループにおけるお申し出の中の異物
  3. ニッポンハムグループにおける異物対策について
  4. 質疑応答
講師:日本ハム株式会社 加工事業本部 管理統括部
品質保証室 室長  中井正男 氏
16:45〜 休憩(15分)
17:00

18:00
『進化するAIBフードセーフティ(FS)』
  1. AIBについて:歴史、特徴など
  2. ほかの食品安全規格とAIB国際検査統合基準
  3. 施設でのAIBFSの活用
  4. 質疑応答
講師:(一社)日本パン技術研究所
フードセーフティ事業部 事業部長  橘 信夫 氏
18:00〜 全体的な質疑応答(10分)
18:10〜 名刺交換会(30分)

参加費用

1名様につき ¥30,000(税別) 【日本食品工業倶楽部・各分科会(品質保証懇話会・食品工場近代化推進研究会)の会員企業】

1名様につき ¥35,000(税別) 【非会員企業】

当日のご欠席による受講料の返納はいたしかねます。

ご参加までの流れ

会場にて参加される方

  1. お申し込みの受付後、登録完了メールをお送りいたします。
  2. 受講料請求書・会場地図を郵送いたします。
  3. 当日は、会場の「エッサム神田2号館」へ直接ご来場ください。
    ※ 受付にて、お名刺を1枚ご提出ください

オンラインで参加される方

  1. お申し込みの受付後、登録完了メールをお送りいたします。
  2. 受講料請求書を郵送いたします。
  3. ミナー開催2日前に、Zoomアドレス「no-reply@zoom.us」 よりセミナー視聴用URLが記載された案内が届きます。
    ※ こちらの案内メールが届かない場合、ご登録 いただいたメールアドレスに誤りがあるか、迷惑 メールに分類されている可能性がございます。
  4. 開催時刻15分前よりご入室いただけます。

お申し込み方法

お申し込みフォームからお申し込みください。
お申し込みフォーム

お支払い方法

受講料は開催日までに指定銀行へお振り込み願います。請求書は、※印の欄に記載されている方へお送りします。別の送付先がございましたら備考欄へその旨お書き添えください。

●お問い合わせ先
日本食品工業倶楽部・品質保証懇話会事務局・食品工場近代化推進研究会 ビジネスセンター社内
TEL:03-3256-4331 FAX:0120–51–4336
E-mail t-club@bcs-food.co.jp